『思い込みが、新しい世界を創る。』
マイケル・ボルダックの半生を振り返りながら、彼の歩んできた道から「目標達成する技術」を学ぶ。
内容は、とても分かりやすく、読みやすい。その表現する能力が、優れているように思われる。これは、翻訳者・堀江信宏の才能も加味されているかも知れない。
「知識は水で、それを沸騰させるのは感情だ」との言葉には、説得力がある。
たくさんの知識と情報があっても、それを利用して行動する意欲がなければ、人生に変化を生まれない。
p63 人というのは、自分自身のためよりも、他の人のためのほうが、より高いモチベーションを持つことができる
愛する彼女を思う時、その愛情と情熱というエネルギーは計り知れない行動力を生む。
車のハンドルは、時間と空間を感じないほど、彼女のいるところに走らせていることはありませんか。
この本が読みやすいだけに、一気に読んでしまうので、物足りなさを感じる人がいるかも知れません。
だけど、ここに述べられている「ひとつひとつ」を実行するのには、心の自動操縦装置が働くほどの「強烈な思い」のエネルギーが必要です。